内科の研修は、循環器、消化器、呼吸器、腎内分泌、血液、神経をそれぞれ1ヶ月ずつローテーションしています。現在、私がこの病院で研修を始めて3ヶ月がすぎ、血液、消化器、腎内分泌の研修が終了したところです。それぞれ1ヶ月間で5名ずつ以上の患者さんを担当し、入院計画から退院サマリーまでの業務をこなしています。基本的には、自分の担当患者さんの診察や検査はすべて自分達の責任で行っています。普通なら萎縮してしまうところですが、常に指導医のバックアップがあために、自分の未熟さが気になるよりもむしろ自分の患者さんのために精一杯のことをしてあげようと一生懸命になることができました。最初の内視鏡では同じ場所を何枚も撮ってしまったり、腹部超音波検査ではルーチーンの場所をもらしたりしましたが、指導医の先生がそのつど修正してくれて、今では型通りの検査ならなんとかひとりでできるようになっています。 内科研修が半分終わって自分として得た最大ものは、検査や診察の手技とか疾患に関する知識ではなく、「患者さんを診る」とはどういうことかということです。学生のときは急性期医療を主とする大学病院が実習場所であったため、慢性疾患の患者さんが急変するといった場に立ち会うことができませんでした。医師となってこの病院に来て、はじめて患者さんが元気なときから最後を迎えるまで診ることができるようになったとき、医師とはどうあるべきか、どのような気持ちになるのか、理解できたような気がします。 |